KATO 4線式 内待避駅(2面4線・内側待避線に片渡り)


外側が本線で内側が待避線の4線駅です。内側の待避線に片渡りがあるタイプを載せています。駅間部分から左右非対称に膨らんで駅になるタイプです。

4番ポイントを中心に、一部を両開き2番ポイントや6番ポイントにしたタイプもあります。本線に両開きポイントが入るタイプは、用地に余裕のない都市部の優等停車駅にもいいでしょう。

島式ホームエンドは、端が直線の1、A、Bが中心です。一部4番ポイントのカーブに合わせた4を使うタイプもあります。

運転上は、折返して発車する時に片渡りを通る方が扱いやすくなります。模型でもこちらの方が扱いやすいでしょう。図では両方を掲載しています。駅の膨れ方が逆のタイプはでは、図を裏返した配線になります。

ホームの近くにポイントがあるので、分岐側を通る車両とホームが接触しないよう、よく確かめてホームを設置してください。

駅の反対側のポイントの繋ぎ方によっては、水平方向のS64の本数を1本程度増減した方がいい場合があります。

両側に非対称に膨れるタイプ・緩急接続型

駅部分と駅間部分とで、線路の位置が複線間隔1個分ずれています。図の下の島式ホームの中心が、駅間の本線の位置になっています。

左片渡り分岐 両側に非対称に膨れるタイプ・緩急接続型

折返し列車が、駅から発車する時に渡り線を通るタイプです。

その1

普通どおりポイントを繋いで作る方法です。両開きポイントも使います。上から2番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その2 おすすめ

その1の片渡りを、左に60mmずらしたタイプです。左下の両開きポイントの根元にS64が入り、駅全体が片側に2mm長くなります。

その3A おすすめ

その2の両開きポイントを片開きポイントに変えたタイプです。本線が全て、ポイントの直線側を通るようになります。

その3B

その3Aから、一番下の本線のホームエンドを4に変えたタイプです。ポイントとS字カーブの間が62mm長くなりました。

右片渡り分岐 両側に非対称に膨れるタイプ・緩急接続型

折返し列車が、駅に到着する時に渡り線を通るタイプです。

その1

両開きポイントを使う方法です。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その2

その1の両開きポイントを片開きポイントに変えたタイプです。本線が全て、ポイントの直線側を通るようになります。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その3

両開きポイントを2つ使うタイプです。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

片側に膨れるタイプ・緩急接続型

駅部分と駅間部分とで、線路の位置が複線間隔2個分ずれています。図の下の島式ホームの中心が、もう片方の本線の駅間の位置になります。

左片渡り 片側に膨れるタイプ・緩急接続型

折返し列車が、駅から発車する時に渡り線を通るタイプです。本線が全て、ポイントの直線側を通るタイプです。

その1

普通どおりポイントを繋いで作る方法です。片開きポイントだけを使います。上から2番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その2 おすすめ

その1の片渡りを、左に60mmずらしたタイプです。左端のR481-15と4番ポイントの間にS62が入ります。

その3A

後から片渡りを増設したような配線です。本線上のポイントが増えてしまいます。斜めの部分にS62が入る場所が2箇所あります。

その3B

その3Aから、ポイントを6番に変えました。ホーム有効長は片側に62mm短くなります。一番上の線路の端数調整のS64は、駅反対側も含めて7本になります。斜めの部分にS62が入る場所が2箇所あります。

その4A

複線片渡りポイントを使用した配線です。上から2番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その4B

その4Aから、ポイントを6番に変えた配線です。ホーム有効長は片側に62mm短くなります。一番上の線路の端数調整のS64は、駅反対側も含めて7本になります。上から2番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

右片渡り 片側に膨れるタイプ・緩急接続型

折返し列車が、駅に到着する時に渡り線を通るタイプです。本線が全て、ポイントの直線側を通るタイプです。

その1A

片開きポイントだけを使って作る方法です。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その1B

その1Aから、ポイントを6番に変えたタイプです。ホーム有効長は片側に62mm短くなります。一番上の線路の端数調整のS64は、駅反対側も含めて7本になります。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その2

その1から、片渡りの右下を両開きポイントに変えたタイプです。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その3A

複線片渡りポイントを使用した配線です。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その3B

その1Aから、ポイントを6番に変えたタイプです。ホーム有効長は片側に62mm短くなります。一番上の線路の端数調整のS64は、駅反対側も含めて7本になります。上から3番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

その4

本線上のポイントを増やしたタイプです。有効長はその1、2、3より長くなります。

その5

その4から本線上のポイントを減らしたタイプです。本線上に端数調整レールが多く入ります。上から2番目の線路から片渡りに入る車両がホームに接触しないか注意が必要です。

片側に膨れるタイプ・緩急分離型

駅部分と駅間部分とで、線路の位置が複線間隔1.5個分ずれています。

片渡りなし 片側に膨れるタイプ・緩急分離型

まずは片渡りのないタイプです。本線が全て、ポイントの直線側を通ります。

その1

普通どおりポイントを繋いで作る方法です。片開きポイントだけを使います。

その1-1

その1から、間のホームをローカルホーム(島式)に変えた場合です。

その2

島式ホームエンド4を使って有効長を伸ばしたタイプです。その1に対して、ホームが片側に124mm長くなります。

その3-1

TOMIXの島式ホームの間隔55.5mm程度になります。一番上の線路の水平方向の調整では、駅の左側と右側の両方を合わせて、S45が1本です。上から2番目の線路は、駅の左側と右側のそれぞれで、S29が4本ずつです。

その3-2

その3-1から、ホーム部分の線路をTOMIXのレールに変えたタイプです。

その4-1

TOMIXの島式ホームの間隔55.5mm程度になります。右上の線路の水平方向の調整では、駅の左側と右側の両方を合わせて、S45が1本とS29が2本か、駅の左側と右側のそれぞれで、S29が5本ずつです。

その4-2

その4-1から、ホーム部分の線路をTOMIXのレールに変えたタイプです。一番上の線路の水平方向の調整では、駅の左側と右側の両方を合わせて、S99が3本か、駅の左側と右側のそれぞれで、S99が1本とS158.5が1本とS33が2本です。

その4-3

その4-2から、一番上の線路の端数調整の方法を変えたタイプです。駅の左側と右側のそれぞれでS45が1本ずつです。

左片渡り 片側に膨れるタイプ・緩急分離型

折返し列車が、駅から発車する時に渡り線を通るタイプです。本線が全て、ポイントの直線側を通るタイプです。

その1

普通どおりポイントを繋いで作る方法です。片開きポイントだけを使います。

その1-1

その1から、間のホームをローカルホーム(島式)に変えた場合です。

その2

その1の片渡りを、左に60mmずらしたタイプです。左下の片開きポイントの根元にS64が入り、駅全体が片側に2mm長くなります。

その2-1A

その1から、間のホームをローカルホーム(島式)に変えた場合です。左下の片開きポイントの根元にS64が2本入り、駅全体が片側に4+62mm長くなります。

その2-1B

その2-1Aから左上のS字カーブの間の直線を、4番ポイント補助線路のS60に変えた場合です。左下の片開きポイントの根元のS64が1本に減り、駅全体は片側に2mm長いだけで済みます。

右片渡り 片側に膨れるタイプ・緩急分離型

折返し列車が、駅から発車する時に渡り線を通るタイプです。本線が全て、ポイントの直線側を通るタイプです。

その1

本線上のポイントが多いタイプです。片開きポイントだけを使います。

その2

その1の片渡りを、左に60mmずらしたタイプです。左下の片開きポイントの根元に、4番ポイント補助線路のS60が入ります。

その3A

両開きポイントを使って、本線上のポイントを減らしたタイプです。一番上の線路の端数調整のS64は、駅反対側も含めて7本になります。

その3B

その3Aから、両開きポイントを増やしたタイプです。一番上の線路の端数調整のS64は、駅反対側も含めて7本になります。