カーブの途中で半径が変わる複心曲線を使った複線間隔調整方法です。45度以上続くカーブにする場合に、内側と外側の両方をカントが続くかたちで延長することはできません。少なくとも片方は、カーブの途中でカントが0に戻るかたちになります。
島式ホームや留置線を入れるのに向いた配線です。ホームを設置する場合はカーブと間を開けて車両が接触しないように注意してください。
レール方向の調整では、ワイドPCレール以外を使う場合があります。内側と外側の片方だけはワイドPCレールで揃えられる例を載せていますので、普通の単線レールはホームの裏側や橋上駅舎の下に隠すといいでしょう。他にはホームの前後に踏切を作ってその部分に隠す方法もあります。また渡り板状になっているワイドトラムレールで調整する例も載せています。
同じ複線間隔になる組み合わせはここに載せている以外にも多数あります。複線間隔とレール方向のズレを決めるのは、「同じ角度の部分ごとの、外側と内側の半径の差」だけです。
KATOの標準複線間隔の1.5倍:KATOのローカルホームを設置できる複線間隔
KATOの標準複線間隔の1.5倍:KATOのローカルホームを設置できる複線間隔
KATOの標準複線間隔の1.5倍:KATOのローカルホームを設置できる複線間隔
TOMIXの標準複線間隔の1.5倍:TOMIXの島式ホームを設置できる複線間隔